ろばの穴・別館 Annex

アップル製品への熱い想い & PCガジェット全般のメモ

シグノRTとシグノ307

今年も、ゆるゆると備忘録的ブログを続けていきたいと思います。


最初の話題は、またもやアナログなボールペンの話題。

シグノRTのボディに勝るものはない

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上から「ジュース0.5 in ジュースアップ」「シグノRT0.5」「シグノ307 0.5 in シグノRT」

昨年、一番気に入ってメインで使っていたのは真ん中のシグノRT0.5mm だった。このボディは1年以上前に、近所の文房具屋で買ったもので、今は売っていない0.5mmのブルーブラック。そして、エナージェルの芯を入れるために、最近もう一本シグノRTを買った。写真では一番下にあるブラック。ボディはスケルトンな色味。

またいつか書くと思うが、RTブラックのボディには、しばらくエナージェルの0.5mmや0.4mm の芯を入れて使っていた。

昨年5月に出た「セルロースナノファイバー」インクのシグノ307

最近になって、新しいインクを採用したシグノ307という商品が出たことを知り、ボディの形などを調べてみた。



かっこ悪すぎ。ジェットストリームの形が好きな人向きかな。しかも定価200円と高い(シグノRTは100円、RT1は150円)。307のインクは「セルロースナノファイバー」を採用しており「描線がかすれない、なめらかな書き味、インク溜まりができにくい」という特長があるそうだ。なんでも伊勢志摩サミットで採用されたとか。

シグノ307 0.5 in シグノRT

インクの書き味を試してみたくて、307の芯だけ買って、RTのボディに入れてみた。上の写真のペン先を拡大したもの。たぶん互換性があるという予想で試したら、やっぱり大丈夫だった。

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上はジュースなので無視。真ん中が RT0.5 in RT、下が 307 0.5 in RT 。

これはシグノ307用芯とシグノRT用芯(の袋)。互換性があると書いてある。
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書き味に関して言えば、インクの違いはほとんど分からないレベル。長い線を素早く書くことは普段ないので、かすれに関しても分からず。RTのほうがインクの出はよい。対して307はくっきりと線が引き締まって見える気がする。なんというか、若干新鮮な感じがする。

実は驚いたのだが、RT in RT よりも、307 in RT のほうが、ペン先がさらによく見えて、繊細な文字が書けるのだ。

拡大してみると、シグノ307を入れたほうが、ペン先がより長く出ていて、ボディの先のカーブとぴったり同じ角度で伸びている。対して、RTのほうは芯が引っ込んだ形になっている。

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上:RT in RT  下:307 in RT

ところが芯の長さを比べてみたら、ほぼ同じ。ということは?と思って、307とRTの芯を入れ替えてみた。つまり、以前買ったRTボディに307芯を入れ、最近買ったRTボディにRT芯を入れて比べてみた。さらに、中のバネも取り替えて比べてみた。

結果からいうと、芯がより長く出るのは、芯の違いではなく、ボディの違いだということがわかった。おそらく、肩と呼ばれるペン先内部で引っかかる部分(バネが入る部分)の形状が、変わったのではないだろうか? まさか個体差ということはないと思う。

ということで、新しいRTのボディをあと1、2本持っておきたくなった。回転の遅いお店だと旧型が残っている可能性があるので、いつも買っているネットショップで仕入れる予定。

307 と RT 芯の試し書き。若干307のほうがくっきりしている。(両方とも下ろしたての芯)
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今後は、RT替え芯の在庫がなくなったら307の替え芯をRTに入れて使っていく予定です。型番は、307がUMR-85E 、RTが UMR-85n