マルチメディアファイルの比較にお勧めのアプリ Invisor (Mac)
Invisor という掘り出しもんのユーティリティの紹介です
簡単にいうと、写真、映像、音声などマルチメディアファイルのパラメータ(属性)を簡単に表示させるアプリです。
動画変換のパラメータが難しい
動画を変換するとき、いつも、結果が最適だったのか自信が持てません。フォーマットについて勉強が足りないせいです。サンプリングレートやフレームレート、コーデックといった用語はだいたいわかるのですが、それを応用できないのです。
動画を変換したいときはバイナップルマークの HandBrake をよく使います。
HandBrake: Downloads
品質と大きさのバランス?
一番よい変換は、品質と容量のバランスが取れていることだと理解しています。
自分の場合、「たぶんこうすれば、なるべく高品質で低容量にできる」…と思って変換しても、結果はでかい割に品質が良いのか悪いのか目で見てもわからん、ということがほとんどです。
自分の目や耳の感覚には自信がないので、実際のパラメータ(解像度やビットレートなど)で変換前後を確認したほうがいいよなぁとは、ずっと思っていました。そうすれば、でかい元データも自信を持ってばっさり消せるし。
他人に動画を渡すとき、元データと、品質をなるべく維持した小さめのデータと2種類を準備します。それもやっぱり、自分の変換に自信がないからです*1。
パラメータの確認に便利な Invisor
昨年、知り合いのライブを録画したときに、なるべく小さいファイルにして欲しいと頼まれました。質を落とさずコンパクトな動画に変換するため、やっとパラメータを確認するためのアプリを探すことにしました。
そのとき見つけたのが Invisor という OSX 用のアプリです。
これがあると、例えば、写真ファイルの位置情報、動画や音声ファイルのコーデック、ビットレート、サンプリングレートなどなど、たくさんの情報を一発で知ることができます。
作者のサイト
Invisor - Media file inspector for Mac
有料版は、複数ファイルのパラメータの比較と、結果を出力する機能がありますが、2、3個程度の比較なら、無料版でも十分だと思います。
有料版の比較ウィンドウ
無料版でも、ウィンドウをいくつも開けますので、横に並べれば比較もできますし、1つのウィンドウに複数ファイルを読み込んで切り替えながら比較をすればだいたい用は足ります。
もちろん写真のEXIF情報も表示できます。
無料版は作者のサイトからダウンロードできます。
Invisor - Media file inspector for Mac
有料版は App Store から(Mac App Store が開きます)
現在360円です。
Finder のツールバーに登録しておくと、ドロップするだけですぐにパラメータが確認できるので、とても便利です。複数のファイルを一度にドロップできます。
いつもながら読みにくい文章を最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
*1:最近は撮影の品質にモニターが追いついていなかったりするので、撮影の元データは渡すべきだと思いますが