ろばの穴・別館 Annex

アップル製品への熱い想い & PCガジェット全般のメモ

エナージェル 0.5mm in シグノRT の評価

ノック式ボールペン5種類評価、4本目はエナージェルです

自分が気に入っている顔料系ボールペン5種類の書き比べ、4本目。今回もボディと中身が違います。今回は、中身がエナージェル0.5mm ボディはシグノRT です。

このエナージェルの評価は非常に困難でした。状況によって、本当に書き心地が大きく違い、たとえば同じコクヨCanpusでも、楽しく書ける日もあれば、また別の日に書くと、非常に書きづらかったりします。原因がどうも掴めません。なので、今回は平均的な評価になります。

ぺんてる ゲルインキボールペン ノック式エナージェル 0.5mm黒 BLN75Z-A
これはエナージェルのボディ(先端が太いのでペン先が見にくい)

 

実はエナージェルについては、以前こちらの記事でちらっと書いています。

芯の型番は
XLRN5H(黒、赤、青)
になります。

ゲルインキボールペン替芯|商品紹介|ぺんてる株式会社

残念ながらこちらもブルーブラックはなさそうです。あくまで筆記のためのボールペンのようです。種々のバリエーションがあり、ほかのカラー(4色)が追加された「エナージェルX」、使い切りタイプの「エナージェルユーロ」、ほか高級感のあるボディのものなど全部で9種類あります。

ゲルインキボールペン一覧|商品紹介|ぺんてる株式会社

一番の特徴は、ペン先がニードルチップであること。異色のシナジーチップであるジュースアップを除けば、今回の5本の中で唯一です。ペン先が細い筒のような、製図のロットリングのような形状をしています。

実はニードルチップに有り勝ちなカリカリした書き心地が嫌いでしたが、このエナージェルに出会って、その考えが変わりました。調子のよいときは、黒々くっきりとした文字をすらすらと書いていくことができるのです。

 

比較項目は以下の6つ

評価の項目ですが、 私の場合ボディと中身が一致していないため、芯のみの評価となり、従って「握りやすさ」などボディに関する項目は省きます。また、紙は「コクヨ Canpus」と「ナカバヤシロジカル」の2種類、文字は「英字筆記体」「英字ブロック体」「日本語」を数行書き、その結果をもとに以下の感想を書きたいと思います。気に入っている芯(シグノ307など)との相対比較表現もあり、とします。

・滑らかさ
・ペン先制御のしやすさ
・インクの出
・発色
・裏移り(ページ裏への筆記に影響するか)
・その他の特徴

この2種類のノートを選んだ理由は、紙質が対照的だからです。コクヨはとても滑らか。ナカバヤシは少々のザラザラ感があります。

 

エナージェル 0.5mm 芯  結果

室温20度 湿度65% 手の状態まぁまぁ

・滑らかさ
   滑らかなときとカリカリひっかかるときと日によってばらつきが大きい(原因不明)。コクヨで比較的滑らか。ナカバヤシカリカリ感比較的強い。

・ペン先制御のしやすさ
   よい。温度に左右されるようで、室温が高いとインクフローのせいか、制御しづらくなる。

・インクの出
   室温に非常に左右される。真夏はあまりに出過ぎて、0.4に下げたほうがよいぐらい。

・発色
   墨で書いたかのような黒々した、瑞々しい色。これが売りでもある。

・裏移り
   コクヨナカバヤシとも、裏移り強い。

・その他の特徴
   速乾が売りで、仕組みとしては紙への染み込み速度が速いらしい。そのせいか、裏移りが非常に気になる。用途としては、履歴書など表面のみ鮮明に書きたい書類などに適していると思う。

Untitled Untitled
コクヨCanpus

Untitled Untitled
ナカバヤシロジカル

まとめ

今回のエナージェルは、ときに書くのが非常に楽しいペンでもあり、ときに嫌いになるほど書き心地が悪いペンでもあり、これほど一定しないペンは初めてです。いつも使う5本から外すほど悪いわけでもなく…。

以前書きましたが、インクの出が非常によく、室温に左右されるので、夏場は0.4mm 冬は0.5mm と使い分けています。この2種類の評価もいずれしたいと思います。

インクの出が良い反面、裏移りの強さが大きな欠点です。特に書いている途中でペンを止めると、必ず裏に滲み出ます。表面しか使わない書類や、厚手の紙を使う場面に特化して開発したインクかもしれません。

ボディは強面で、ペン先も太いため、書いているときに芯の先端が見えません。それでシグノRT ボディに入れて使っています。この組み合わせは非常に気に入っています。

今回試した芯はコレの中身。近所のホームセンターで芯のみ購入しました(ボディは0.4のものを持っています)。

 

他の商品の結果

評価1本目、サラサクリップ

2本目、ジュースアップ3本目ジュース in ジュースアップ 

 

1本ずつ評価することにした発端はこちら。

おわりに

エナージェルの評価が難しくて、非常に情けないレポートとなりました。実験好きなのに、客観視能力が低いのだと思われます。

 

今回もお読みいただきありがとうございました。