OSX付属のアプリを活用したい!(4)プレビュー.app サムネイル表示
ちなみに、私は純正の「写真.app」を使っていません。最近は色々画像処理もリッチになっているそうですが、データベースを作ったりと、管理ソフトを使うようなプロでもありません。せいぜい一度に扱う写真は数百枚程度です。
ファインダーとプレビューといくつかのユーティリティだけで、イメージを管理&加工しています。保管場所は、Flickr と Googleドライブと、家のサーバの3箇所に、好きなように保管しています。
目次(きゃー、目次を初めて作った)
- サムネイルの出し方
- 直接ゴミ箱に入れる
- 印刷ダイアログで、複数のイメージを1つのPDFファイルに
- 一度に複数のイメージのサイズ変更・回転・反転をする
- コンタクトシート(インデックスシート)を表示する
- ファインダーで表示するインデックスシート
- クイックルックで作るインデックスシート
- まとめ
さて、サムネイル表示でできることで、私が面白いと思ったもののご紹介です。
その前にまずは
サムネイルの出し方
メニュー「表示 >>サムネイル」、または「オプション+コマンド+2」で、左側にサムネイルの一覧パネルが表示されます。
ここからはサムネイル表示でできることの中から面白いものをいくつか。
直接ゴミ箱に入れる
たくさんの写真を整理するとき、プレビューで100枚ぐらい開いて、似たような写真の中から捨て写真をどんどん削除したいとき、ファインダーと同様「コマンド+Deleteキー」を押します。これでファイルごと削除されます。「ぽとん」と音がするのでゴミ箱に行ったなと直感的にわかります。「コマンド+Z」で取り消しです。
印刷ダイアログで、複数のイメージを1つのPDFファイルに
これ、本当によく使います(その逆は割と面倒なのでフォルダーアクションにしています)。
- 必要なイメージのサムネイルを選ぶか、「コマンド+A」で全部選ぶ。
- メニュー「ファイル >> プリント...」か「コマンド+P」。
ここで表示されるお馴染みのプリントダイアログの左下で、印刷の出力オプションがドロップダウンで選べるようになっている。 - 「プレビューで開く」を選ぶと1つのPDFとして合体し、新しくプレビューウィンドウが開く。
「PDFとして保存」はいきなりPDFファイルに保存。
一度に複数のイメージのサイズ変更・回転・反転をする
アップルのサポートページの説明はこちら。
イメージをサイズ変更する/回転する/反転する - Apple サポート
イメージをサイズ変更する/回転する/反転するとき、一度に複数のイメージを処理したいときは、ウインドウのサイドバーでそれらのサムネイルを選択してから、1枚のときと同様に操作します。
実は、サイズ変更にはあまり使っていなくて、繰り返し or 定型作業には、どちらかというと「フォルダーアクション」が向いています。これは次の次の次ぐらいのアプリ紹介で書こうと思っています。
コンタクトシート(インデックスシート)を表示する
コンタクトシート=インデックスシートなんだそうです。あのネガフィルムを引き伸ばさないで1枚の印画紙に焼いた感じのものです。
これは今回の本題からは外れますが、結果がサムネイル一覧なので、一緒に書いてしまいます。
- メニュー「表示 >> コンタクトシート」で、イメージのサムネイルがウィンドウいっぱいに並んで表示されます。
2. イメージを大きく表示したいときは、2本指で広げる(ピンチアウト)だけでOKです。小さくしたいときは、その逆(ピンチイン)です。マウスしか持っていない人は「コマンド+(+)」「コマンド+(ー)」です。
ここからは番外編、または昨日の答えです。
コンタクトシートは少なくとも「プレビュー.app」以外に2通りの出し方があります。
ファインダーで表示するインデックスシート
ファインダでサムネイルを隙間なく並べるにはちょっとしたコツがいるんです。並べ方も選べます。サムネイルを表示したいフォルダを「フォルダA」とします。
- まず適当に作ったカラの「フォルダB」に写真を全部放り込みます。名前や日付でソートしておきます。
- 「フォルダA」をあらかじめ「表示 >> リスト」で「リスト表示」にしておきます。
- 「サムネイルを表示したいフォルダA」に全部一度にドラッグします。
- 「フォルダA」をウィンドウいっぱいに広げます。
- 「フォルダA」の表示を「アイコン表示」に変更します。
アイコンの大きさは、右下のスライダーで決まるのですが、これをあらかじめ設定しておくと、その大きさで隙間なく敷き詰めてくれます。
「フォルダB」で選んだ並び順(名前や日付など)で、イメージが横方向に並びます。
イメージの大きさを変えたいときは、右下のスライダーを動かします。
この方法は、はるか漢字Talk('96年)より前から使えた方法だったと思います。
クイックルックで作るインデックスシート
アップルのサポートページの説明はこちら。
macOS Sierra: ファイルやフォルダをクイックルックする
- 「コマンド+A」でフォルダの中のイメージをすべて選択する。
- 「オプション+スペースキー」を押す(英数モードであること)。
- 1枚目のクイックルックが表示される。
- 「シート表示ボタン」か「コマンド+リターンキー」を押すとインデックスシートが表示される。
- 表示をやめるときは「Escキー」を押す。
クイックルックで表示すると、バックが黒いので、よりそれっぽくなります。
まとめ
次回は
#1-3 画像を別のフォーマットに変換する
#1-4 複数の画像を1つのキャンバスに並べたい
の2つの予定です。
たかが「プレビュー.app」の「サムネイル編」だけで、これだけのことができるんですよね。こいつに惚れ込んでいる理由がおわかりいただけると思います。